結論
実家の内覧前は、家全体を空にするより先に、今回見てもらう範囲と安全に通れる場所、見せない物、鍵・設備の状態を不動産会社と確認します。内覧準備と、引渡しまでの荷物撤去は別の確認です。清掃・処分・修繕等を全て先に行うと決めず、必要な範囲を選びましょう。
まず確認すること
- 内覧する範囲と通れる場所
- 鍵・立会いと入退室の報告
- 貴重品・個人情報と保留品
- 設備・不具合と未確認箇所
- 冬の動線と外部作業の条件
立入り・開錠・移動等の権限や安全が確認できない場合は進めません。危険が疑われる場所には入らず、安全な場所から関係先へ連絡し、設備操作・分解・解凍・自力修理や無理な除雪・屋根作業を加えないでください。
確認するときの注意
確認できない場所は未確認として扱います。見せる範囲の確認と、建物の安全性や告知・責任等の個別判断は別に確かめてください。
詳しい確認事項
今の状況に合う項目から、必要な内容を開いて確認してください。
内覧する範囲と通れる場所について
玄関から廊下・階段、各部屋、水回り、収納、物置・車庫、敷地や駐車場所まで、今回どこを見てもらうかを確認します。全ての収納を必ず開ける前提にせず、鍵がない、荷物で入れない、扉が開かない場所を共有します。
通路幅を一律に決めず、箱や家具の張り出し、床の物、段差、倒れやすい荷物等を確認します。無理な持上げや家具移動をせず、対応する人と方法を相談してください。薬品・刃物・工具・割れ物等についても、触れてほしくない範囲と扱いを事前に共有します。
荷物が残っていても内覧できる場合があります。片付けは通路や確認範囲、清掃は汚れ、修繕・リフォームは建物の対応として分け、見栄えを整えれば必ず高く早く売れるとは考えません。
実家に荷物が残ったままでも売れるときの考え方:関連する確認を詳しく読む。
相続した実家を売る流れ:関連する確認を詳しく読む。
古い実家を売る前にリフォームするか判断するときの確認事項:関連する確認を詳しく読む。
鍵・立会いと入退室の報告について
鍵の種類、保管者、受渡し方法、返却時期、立会う人、開始・終了の連絡先を決めます。所有者が必ず立会う、遠方なら必ず任せられるとはせず、物件や依頼条件を確認します。
遠方の場合は、写真を撮る場所と共有先、家族への報告窓口、異常時の連絡候補もそろえます。媒介業務と管理作業は分け、不動産会社が全ての確認を担当するとは決めません。
内覧後は窓・扉・門扉の施錠、消灯、事前に確認した設備の状態、移動した物や破損等を、誰がどの方法で報告するかを確かめます。鍵と記録を引き継ぎ、次回の内覧でも条件が変わっていないか確認しましょう。
不動産業による空き家対策推進プログラム:発信元の案内を確認する。
貴重品・個人情報と保留品について
通帳、印鑑、現金・貴金属、権利関係・本人確認・医療介護の書類、郵便物、手紙・写真、パソコンや記録媒体等は、閲覧や撮影範囲に配慮します。移動・持出し等を判断できる相手へ確認し、必要な物を内覧範囲から外す方法や施錠保管を相談してください。
物は、そのまま残す、確認のうえ内覧範囲外へ移す、処分候補、判断保留に分けます。移動した場合は対象、日時、保管先、保管者を記録します。保留品は所在と対象外であることを共有し、家族が話したという理由だけで処分へ進めません。
引渡しまでにどこまで撤去するかは売買条件として別に聞きます。内覧のための整理と処分の決定を混ぜないことが大切です。
実家の残置物を捨てる前に確認したいこと:関連する確認を詳しく読む。
設備・不具合と未確認箇所について
雨漏り跡、水染み、破損、床の変化、窓・扉の不良、使えない設備等、把握している状態を内覧前に不動産会社へ伝えます。不具合を荷物で隠す方向にせず、説明方法や法的な扱いは個別に確認します。
電気・水道の停止中なら、照明や動作確認ができない点を共有します。必ず再契約すると決めず、何をどの方法で確認するかを相談してください。操作方法が不明、長期間未使用の設備を無理に動かしません。
入れない部屋、荷物で見えない壁、開かない収納、停止中の設備、積雪で見えない屋外部分は「異常なし」ではなく「未確認」と記録します。理由と、再確認する条件・時期・確認先を添えて伝えます。
空き家の見回りで確認する項目:関連する確認を詳しく読む。
冬の動線と外部作業の条件について
札幌の冬は道路から玄関、屋外階段、接道、駐車場所の積雪・凍結、落雪や雪庇が疑われる場所等を共有します。安全な進入が確保できない場合、予定どおりの内覧を前提にしません。延期の連絡方法、現地確認者、追加訪問、雪解け後の再確認を相談します。
清掃や片付けを外部へ頼む場合は、今回必要な作業と任意作業を分けます。対象場所、移動する物・残す物・処分候補、対象外、養生、鍵、写真、立会い、費用、追加条件、日程変更、終了後の施錠を見積書等で確認してください。
追加作業を誰がどの方法で承認するかも、契約前に確かめます。作業依頼や費用負担を決める人は、現地担当や家族だから当然に同じとは限りません。
空き家の適切な維持管理について:発信元の案内を確認する。
実家の片付けを始める順番:関連する確認を詳しく読む。
まとめ
次の表は確認を進めるための整理です。個別の権限・契約・作業の可否を判定するものではありません。
| 確認したいこと | 現時点の答え・次の確認 | 確認先 |
|---|---|---|
片付けの範囲 |
家全体の処分より今回の通路・確認範囲を整理 |
不動産会社 |
鍵と立会い |
入退室・返却・終了後の確認を決める |
鍵の管理者・依頼先 |
守る物 |
権限を確かめ、保管・保留を区別 |
本人・必要な確認相手 |
設備と不具合 |
既知の状態と未確認を分けて伝える |
不動産会社・設備等の確認先 |
冬と外部作業 |
延期・追加確認・作業条件を決める |
不動産会社・実際の依頼先 |
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